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消費者金融(サラ金)情報 >> 多重債務者救済 >> 秋田クレサラ・悪徳商法被害をなくす会
秋田クレサラ・悪徳商法被害をなくす会の活動を伝える
新聞の記事がありましたので、紹介します。


秋田魁新報 - 2007年8月2日の新聞記事を紹介します。

 秋田市山王の貸事務所。15坪ほどの部屋に、12人の男女がテーブルを囲んで向かい合う。午後7時。「それでは、皆さんから借金歴を紹介してもらいます。まずは私から」。相談員の元多重債務者が、こう切り出した。


「勉強会」で、法定利息を基に債務を計算し直す相談者。借金が帳消しになるばかりか、「過払い金」が出ることも少なくない=秋田市山王
 弁護士や司法書士、県生活センター職員、それに元債務者らボランティアの有志が6月に立ち上げた「秋田クレサラ・悪徳商法被害をなくす会」。活動の一つである水曜夜の「勉強会」は、債務者が苦しみを分かち合うことから始まる。

 「借金の総額は5社から計350万円。ここに来るまでは、毎日自殺することばかり考えていた」とある男性。別の男性は「定年退職後のいまも返済は続いている。家内に申し訳なくて…」と言った途端、抑えていた涙があふれ、言葉を詰まらせた。

 家族の入院費捻出(ねんしゅつ)など抜き差しならない事情で借金を始め、返済のための借金を膨らませた。収入の大半を何年も返済に充て、手元に残ったわずかな現金でつめに火をともすような生活。世間の偏見にさらされ、敗北感と罪悪感を背負いながら何とか生きている―。債務者たちの赤裸々な告白から浮かび上がるのは、こんな共通項だ。

 この夜の相談員は元債務者3人を含む8人。アドバイスは実践的で具体的。相談に当たる姿勢は等しく親身だ。

 「弁護士や司法書士に債務整理を受任してもらった時点で業者は取り立て行為ができなくなるんですよ」「債務整理には破産だけでなく個人再生や特定調停、任意整理などさまざまな選択肢があります」。ときには業者の具体名を挙げ、交渉する上での「傾向と対策」も伝授する。

 こんなケースも珍しくない。消費者金融業者から開示された取引履歴を基に、利息制限法上の金利との差額を引き直してみたところ、100万円以上あった借金は減るばかりか、請求可能な過払い金は何十万円もあった―。

 会発足からかかわっている江野栄弁護士(39)=秋田市=は「年号が平成に変わる前から返済を続けている相談者も多い」と説明。「解決不能な借金問題はない」と力を込める。

 なくす会は債務を整理した後の生活再建にも力を注ぐ。一人一人から詳細に「借金歴」を打ち明けてもらうのも、自分の過去と正面から向き合うことが人生の再出発に不可欠だと考えるからだ。

 相談員の元債務者が自分の人生を重ね合わせながら言う。「借金をゼロにすることは、人生をリセットするということ」。活動開始から2カ月余り。なくす会は問題が解決した相談者に、今度は相談員を務めてもらいたいと考えている。

秋田クレサラ・悪徳商法被害をなくす会
TEL018・862・2253
(勉強会は水曜午後7―9時、相談会は土曜午後1―4時)

2007.8.3付
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