消費者金融(サラ金)に関する情報をいろいろお知らせします。
消費者金融(サラ金)情報 >> スポンサー広告 >> スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

※貸付条件をよくご確認のうえ、お申し込みください。

消費者金融(サラ金)情報 >> 消費者金融情報 >> 第2の人生、夢は弁護士
日経ネット関西版の記事の全文です。

2007年5月30日
第2の人生、夢は弁護士──体力、経験で補う(5月30日)

退職後、法科大学院で学ぶ乾英明さん(京都市伏見区の龍谷大学)
 司法試験改革を受けて、弁護士として第2の人生を送ろうと中高年が関西地区の法科大学院に進む動きが広がり始めた。学び方はまちまちだが、これまでの豊富な社会経験を将来の弁護士活動に生かそうと、必死で勉強する姿勢は決して若者に劣らない。悠々自適の生活を望まず、あえて司法試験の難関に挑む。

 24時間利用可能な研究設備が整った龍谷大学深草キャンパスの法科大学院(京都市)。「1票の格差がどの水準まで達すれば、著しく選挙権の不平等だといえるか」。報告者が最高裁判例の要点を早口で読み上げるなど、活発な講義が繰り広げられる。20歳代の若者に交じって席を並べ、関連資料に見入るのは大阪市在住の乾英明さん(60)だ。

 今年3月まで大阪府立高校の事務長を務めていた乾さんはこの4月、社会人枠で入学した。進学の思いが芽生えたのは定年退職が近づいた昨年春ごろ。大阪府から提示された再雇用案は労働時間が従来の半分。「責任を持って働きたい自分には合っていない」と感じた。「人の役に立つ仕事を」と定年後の過ごし方を考えたとき、真っ先に浮かんだのは住民と行政を橋渡しする弁護士活動だった。

 元々学びへの意欲は強く、高校卒業後に大阪府で働きながら通信制で大学卒業資格を取得したほど。これまで用地買収や消費者金融問題に取り組んだ際に、弁護士や検事と何度もやり取りした経験も頭をよぎった。「法律をしっかり学びたい気持ちはずっとくすぶっていた」という。

 法科大学院の年間授業料は100万円以上かかるうえ、無事に大学院を修了しても新司法試験に合格するまでは弁護士としての資格は得られない。「先が長くないのにどうして」という周囲の声に迷うこともあったが、最後は府職員の妻の「家計は私が支えるから頑張って勉強してきたら」という一言に勇気づけられた。

 法科大学院生の日常はハードだ。1講義当たりの予習時間は約4時間に上り、キャンパスにとどまって次の日の予習を終える時刻は毎日深夜近い。最終電車で帰宅する生活を重ねるが、「体力では負けても、これまでに培ってきた知識や社会経験では決して負けない」と話す。

 「男女共同参画を弁護士の立場で後押ししたい」と語るのは、大阪府庁を来年3月定年退職する松田隆雄さん(59)。行政の経験を生かして企業の労働環境や雇用条件の相談を受け付ける弁護士を目指し、講義が夜間や週末中心の大阪学院大学法科大学院(大阪府吹田市)に4月入学した。

 昨年9月に開かれた法科大学院の面接試験。「体力に自信はあるか」「仕事と両立できるか」など社会人入学の動機の強さを問われたが、弁護士を目指す意志は固かった。「心構えは十分です」。面接官に力強く答え、見事合格した。

 キャンパスに通う生活は、大学紛争が続いていた1970年前後からほぼ40年ぶり。当時よく見られたバイタリティーあふれた学生こそ少なくなったように感じるが「今どきの学生はコツコツとまじめに勉強を重ねる」と刺激を受けることも多いという。

 在職中とあって時間のやりくりには一苦労だ。水曜日と金曜日の夜に1講座ずつ、あとの4講座は日曜日にまとめて受ける。河内長野市の自宅と大阪府庁との往復約2時間に専門書を読み予習時間に充てている。これから大量退職を迎える団塊の世代の1人。「いろいろとマイナス評価もあるけれど、1つの時代を象徴する世代の経験を生かしていきたい」と話す表情は明るい。

 「商売をやってきた経験や知識が、弁護士としてきっと生かせるはず」。婦人服販売店を経営する大村景文さん(53)は地域住民や中小企業の相談窓口となる法律事務所の開設を目指し、昨年4月に立命館大学法科大学院(京都市)の門をたたいた。

 人生観を変えたのは95年の阪神大震災。繊維商社から独立後に立ち上げた会社の経営がようやく安定しつつあったが、神戸市内に開いていた店舗が全焼するなど大きな被害を受けた。未曽有の災害の前に、復興に向けた取り組みも難航。自らも含め「支援金の受給資格や手続きなどの法律相談に応じる弁護士が少なく、事業者の復興がスムーズに進まなかった」という苦い体験が、弁護士を目指すきっかけとなった。

 ジョギングを始めた数年後に100キロマラソンに挑戦する熱中しやすい性格も後押し。入学後は朝9時から深夜まで自習室にこもり専門書を読む毎日を過ごす。「毎日ゴルフをして過ごす友人も居るのに、我ながら何でここまで頑張るんだろうなぁ」と思わず苦笑するが、目標を見据えた生活は充実していると話す。家族との会話も大学院の入学で話題がずいぶん増えた。

 法曹人口を増やすために実施された司法試験改革だが、合格者が大都市や一部の有力事務所に偏ると危惧する声も多い。地域住民の視点を持ちながら、これまでの豊富な社会経験を生かしたシニアの弁護士活動は司法制度改革の趣旨とも合致する。今は「新司法試験に合格するまでは頑張らないといけない」と口をそろえるが、シニアから新米弁護士が誕生する日もそう遠くないだろう。
(大阪経済部 池田拓也)
スポンサーサイト

※貸付条件をよくご確認のうえ、お申し込みください。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。